1年ぶりのセブチ現場があまりにも素敵で衝撃的だったため、今の感情をそのまま殴り書きたいと思う。
時は2023年12月6日。
たまたま開いたTwitter(あ、Xか。)で、機材開放席とステージサイド席の一般販売がその日に行われることを知った。
というのも、私はFCには入っておらず、ニセCARATとして日々を生きているのだ。
セブチに会いたい気持ちはあったものの、手元にチケットがなけりゃ、ライブに行くなんて夢のまた夢。
去年私を京セラに連れて行ってくれた古いヲタ友(出会いは別界隈)が今年も誘ってくれたが、チケットが当たらず燻っていた。
でも、これがヲタクの怖いところなのだが。
なんとなく、今年も会える予感がしていた。
なんだかんだ、チケットが舞い落ちてくる気がしていた。
謎の自信があったのだ。
さぁ、そんなこんなで、19時57分にタイマーをセットして、一般販売の戦いに挑んだのだ。
長い、長い戦いだった。もうダメだと諦めそうだった時、安西先生(©️スラムダンク)の「諦めたらそこで試合終了ですよ」という言葉が聞こえた。最後まで戦おうと誓った。
勝ちとることができた。
勝利を信じるものこそ、勝利を得ることができるのだ。
翌日。
謎の自信のおかげで、心の準備はできていたので、その日の仕事はミスがないように、いつもより丁寧にこなし、定時に退勤カードを押して電車に飛び乗った。
ステージの裏の席だろうから、と、あまり期待はせずに向かった京セラ。
実に1年ぶりのセブチ。半年ぶりの現場だった。
先日のMAMAで大賞を獲ったときは、涙が出るほど嬉しく(※ニセCARAT)、偉大な賞を得たアーティストの仲間入りを果たした、彼らの自信にあふれたステージが楽しみだった。
席に座ると、案の定ステージ裏。
でも、予想していたよりはマシで、彼らのダンスが見えるかどうかは構成次第だな、というところだった。
会場内では、黒色に進化した(賛否両論)カラット棒の接続確認のVCRが流れていた。
なんとも無機質で感情のこもっていない声で「それではいきますよ〜、3・2・1・はい」と次々に色が変わっていく制御ペンラは、上から見るとそれはそれは綺麗だった。会場からも「わ〜!」と声が上がり、本物カラットちゃんたちの気持ちは最高潮のようだった。
そんなこんなで、公演前ラストのMV【God of music】が流れ始め、照明がひとつ、またひとつと消えていく。この曲が終われば、彼らに会える。会場中の期待が掛け声に表れていた。
曲が終わり、暗転。over tureが始まった。
そこからは圧巻の3時間だった。
熱く踊り、しっとりと歌い。時には笑いも交えながら、最高に楽しかった。
無理をしてでも、もう1回みたい。そう思った。
そして、正面から見たいとも。
今まで、SEVENTEENのコンサートには3度行ったことがあるが、こんな経験は初めてだった。
いつも、1公演でお腹がいっぱいになるのだ。
2023年の冬、セブチ済みの世界がこんなにも輝いて見えるとは思わなかった。
翌日。血眼になってチケットを探した。
彼らを正面から拝める座席を求めて。
無事に勝ち取り、ニセCARATだとバレないように掛け声の練習を少しだけした。(習得できなかった)(13人の名前を言うのは無理)(本物CARATちゃん達すごい)
そして2023年12月9日、今年2度目のセブチに会いに行った。
マスターさんから、원우さんのスローガンを買って、チケットをドキドキしながらもぎってもらい、彼らのダンスを正面から堪能できる座席に座った。
大阪2日目ということもあり、メンバーたちは少しリラックスしているように見えた。また、昨日は休暇日だったようで、日頃の疲れも少し取れているように思えた。
特に원우さんは、木曜日に見た姿よりも、数段テンションが高いように見えた。
気分のアップダウンはあまりない印象だったので、少し驚いた。嬉しかった。これが多ステの醍醐味だよな。
ステージサイド席からは見えなかった、曲中のアイコンタクトや、曲によって変わる表情の変化。細かな振り付けを何食わぬ顔をしてこなす姿。
控えめに言って、最高だった。
気がつけばアジュナを死ぬほど歌って、メンステの扉が閉まっていた。
今まで、色々なアイドルのコンサートを見てきたのだが、チケットを持っていないのにも関わらず、『もう一度見たいから』と必死に頑張ったのは久しぶりだった。(正門との出会い以来)
しかも、彼らに至っては、今まで何度かパフォーマンスは見たことがあって、デビュー当時から知っていた(地元の友だちが本物のCARATちゃんなのである)のに。
何をそこまで感動しているのか、コンサートが終わってすぐは【楽しかった】の感情のみで、全くわからなかったのだが、時間が経ち、少しずつ理解してきたので、以下にまとめていきたいと思う。
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さぁ、ここから怖い話がはじまる。
上の文章を書いたのが、大阪公演が終わってから、3日ほどで書いたもの。当然この後もFOLLOWツアーは続くわけで。次の会場は福岡。1週間の激務をこなした後、目を開けるとそこは「福岡paypayドーム」だった。
というのも、福岡公演が始まる少し前、ジョンハンが足の手術を行い、FOLLOWツアーの参加が難しいというお知らせが来た。福岡に住む友人CARATちゃん(本物)が、それ故にチケットあるよ〜と声をかけてくれたのだ。
わいわいウキウキ、新幹線に飛び乗り、ルンルンで福岡へと向かった。
福岡CARATちゃんと無事合流後、イマセカの掛け声の練習をしながら公演を待った。
2公演(2公演?)とも、実に楽しく、最高の思い出になった。ジョンハンがいない分のパートを、色々な人が担当していたのだが、원우氏が박수のキーリングパートを担当したことは、この先も一生の思い出になるだろう。(心臓が1つでは足らなくなった)(ジョンハンペンの人よく生きてるな)
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さぁ、怖い話は以上にして。
アイドルヲタク歴20年のわたしが、どうしてここまで心を動かされ、もっと見たい!と思ったのか、まとめていきたいと思う。
1.制御ペンラがとにかくすごい
注釈付き一般席、センステ前アリーナ、スタンドと、4公演で色々な席でコンサートを楽しんだのだが、特に初回の注釈付きの席で見た制御ペンラのクオリティに驚いた。
去年のBe the sunで唯一もったいないな〜と思ったのが、制御ペンラの動きだった。とにかく模様のパターンが少なくて、色合いもなんだか目がチカチカする時もあって、これなら制御しないほうがいいのでは?と思うくらいだったが、今回のFollowは制御ペンラが公演を支えていると言っても過言ではないくらい、最高だった。
2.パフォーマンスがとにかくすごい
言わずもながら、ダンスがとにかくすごかった。セブチといえば気持ち悪いくらいに揃っているダンスだと思うが、生で見たらそれはもう、本当に。知っていたけど、見たことあったけど、本当にもう。ましてや今回はいろんな角度で見ることができたので、『気持ち悪いくらいに揃っている』を思う存分体感できた。『気持ち悪いくらいに』とは、どれくらいなのかというと、つま先の向きや、おへその向きまでもが揃っているくらいのことだ。そして、何より、斜めにメンバーが並んだ時が本当に綺麗にピシッと並んでいるのも驚いた。職業上、斜めに並ぶって本当に難しいということを知っているので、ここまでのレベルになるためにどれほどの練習をしたのかを想像するだけで頭が痛くなる。斜めの位置からステージを見れる席に入った時は、先頭の1人しか見えなかったほどだ。それをリズムに合わせて、限られた時間の中で表現してみせるSEVENTEENには、頭が上がらない。
3.トラブル対応がとにかくすごい
ライブといえばトラブルがつきもの。長い公演だあればあるほど、小さいものから大きなものまで起きるが、福岡公演で、セットがかたまってしまう機材トラブルに見舞われた。
いつものタイミングでステージが下がらず、回らず、、、「ん?」とアイコンタクトをとるメンバー。リーダー・副リーダーが不在の中、こういう時誰が基点になるのだろうと、興味深かった。
自然と集まる視線。
10人の視線の先には、ホシがいた。
パフォーマンスチームリーダーなのか〜と、双眼鏡を見ながらニヤニヤしてしまった。
「自分たちで周ろう」と指を差し、自らの足でセンターステージを周るメンバー。そして、曲の終わり頃に花道へ向かっていった。
10人の関係性が垣間見えた、とても素敵な時間だった。
13にもいるのに、一人ひとりの役割がしっかりとしていて、なによりその役割が全員で共通しているところがすごい。それがハッキリとしているからこそ、こういうトラブルにも即座に対応できるのだろう。きっとこれがMC中のトラブルだったら、また違う人に視線が集まったはずだ。
13人で歩んできた、その歴史を感じた出来事だった。
その他にも、ほんとに語りたいことがたくさんあるが、この記事を書き始めたのが11月。
今はもう5月。
ブログを書くのにはたくさんの時間がかかってしまうので、ここまでにしておこう。
SEVENTEENのスタジアムコンサート。
今度はホンモノのカラットちゃんとして、会場にお邪魔することになっている。
たくさんの期待を胸に、2週間を過ごそうと思う。
今度はどんな思い出ができるかな?